Category: Expectation


お久しぶりです。

今年も、お付き合いくださいませ。

興味のない方はスルーしてくださいね。◎は本命、○が対抗、▲大穴です。

第41回日本アカデミー賞

 【最優秀作品賞】 ◎『三度目の殺人』 ○『関ヶ原』 ▲『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
今回は、『あゝ、荒野』がノミネートされるべきでしょう。それ以外では大林宣彦監督の『花筐 HANAGATAMI』を有力視していましたが、これは来年の対象になるのかも。ということですごく苦労しましたが、『三度目の殺人』にしておこうと思います。

 【最優秀アニメーション作品賞】 ◎『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』 ○『夜は短し歩けよ乙女』 ▲『メアリと魔女の花』
ジブリ系なし、ドラえもんもなし、ということで、今回は『名探偵コナン』の可能性大と踏んだ。

 【最優秀監督賞】 ◎黒沢清『散歩する侵略者』 ○廣木隆一『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 ▲是枝裕和『三度目の殺人』
こちらは、作品賞が『三度目の殺人』なら是枝裕和監督に。しかし、ぶっちぎり作品がないために純粋に評価を見ると黒沢清監督の可能性が高いと見た。ホラー監督はなかなか受賞にいたらないので今回票が集中するのではないか。

 【最優秀脚本賞】 ◎是枝裕和『三度目の殺人』 ○山田洋次, 平松恵美子『家族はつらいよ2』 ▲斉藤ひろし『ナミヤ雑貨店の奇蹟
こちらは圧倒的に『三度目の殺人』でしょう。

 【最優秀主演男優賞】 ◎菅田将暉『あゝ、荒野 前篇』 ○岡田准一『関ヶ原』 ▲藤原竜也『22年目の告白-私が殺人犯です-』
菅田将暉しかありえません。あえて対抗馬を挙げるとすれば岡田准一。

 【最優秀主演女優賞】 ◎蒼井優『彼女がその名を知らない鳥たち』 ○長澤まさみ『散歩する侵略者』 ▲新垣結衣『ミックス。』
蒼井優と長澤まさみの一騎打ちだと思います。ほかに可能性があるとすれば新垣結衣。。

 【最優秀助演男優賞】 ◎役所広司『三度目の殺人』 ○役所広司『関ヶ原』 ▲西田敏行『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
いまさらですが、残念ながら有力な新鋭がなく、役所広司になりそう。大賞作品作品が『関ヶ原』になるか、『三度目の殺人』になるか。何度もとっているので、司会を何度も務めている西田敏行に功労的な票が集まれば可能性なくもないのかも。

 【最優秀助演女優賞】 ◎広瀬すず『三度目の殺人』 ○尾野真千子『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 ▲夏川結衣『家族はつらいよ2』
こちらもまったく見当がつかない5人。田中麗奈あたりがノミネートされていれば間違いなく獲ったと思われます。あえて選ぶとすれば、報知映画賞とブルーリボン賞にノミネートされていた広瀬すずか、日刊スポーツ映画賞を獲った尾野真千子くらいか。

 【最優秀音楽賞】 ◎鈴木慶一『アウトレイジ 最終章』 ○JIN『キセキ -あの日のソビト-』 ▲ルドヴィコ・エイナウディ『三度目の殺人』

 【最優秀撮影賞】 ◎瀧本幹也『三度目の殺人』 ○柴主高秀『関ヶ原』 ▲喜久村徳章『花戦さ』

 【最優秀照明賞】 ◎藤井稔恭『三度目の殺人』 ○宮西孝明『関ヶ原』 ▲長田達也『花戦さ』

 【最優秀美術賞】 ◎倉田智子『花戦さ』 ○原田哲男『関ヶ原』 ▲倉田智子, 小林久之『家族はつらいよ2』

 【最優秀録音賞】 ◎久連石由文『アウトレイジ 最終章』 ○冨田和彦『三度目の殺人』 ▲矢野正人『関ヶ原』

 【最優秀編集賞】 ◎是枝裕和『三度目の殺人』 ○原田遊人『関ヶ原』 ▲北野武, 太田義則『アウトレイジ 最終章』

 【外国作品賞】 ◎『ラ・ラ・ランド』 ○『ダンケルク』 ▲『ドリーム』
ア間違いなく『ラ・ラ・ランド』でしょう、と言いたいところですが、ほかの映画賞では結構『ダンケルク』『ドリーム』『美女と野獣』も獲っているので、正直いって混戦です。『女神の見えざる手』以外は可能性あり。

日本アカデミー賞の発表は3月2日です。お楽しみに。

第40回日本アカデミー賞決定しました。

ボクの予想、◎本命 ○対抗 ▲大穴です。

15部門中◎8部門的中(53.3%), ○3部門, ▲3部門, ノーマーク1部門でした。
去年が8部門的中、おととしが10部門的中、その前が6部門ということで、う~ん、最近ではまあまあだけど、もう少し当てられたかな、という印象です。

第40回日本アカデミー賞

【最優秀作品賞】 ◎『シン・ゴジラ』
【最優秀アニメーション作品賞】 ○『この世界の片隅に』
【最優秀監督賞】 ◎庵野秀明, 樋口真嗣『シン・ゴジラ』
【最優秀脚本賞】  新海誠『君の名は。』
【最優秀主演男優賞】 ○佐藤浩市『64-ロクヨン-』
【最優秀主演女優賞】 ◎宮沢りえ『湯を沸かすほどの熱い愛』
【最優秀助演男優賞】 ○妻夫木聡『怒り』
【最優秀助演女優賞】 ◎杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』
【最優秀音楽賞】 ▲RADWIMPS『君の名は。』
【最優秀撮影賞】 ▲山田康介『シン・ゴジラ』
【最優秀照明賞】 ▲川邉隆之『シン・ゴジラ』
【最優秀美術賞】 ◎林田裕至, 佐久嶋依里『シン ・ゴジラ』
【最優秀録音賞】 ◎中村淳, 山田陽『シン・ゴジラ』
【最優秀編集賞】 ◎庵野秀明, 佐藤敦紀『シン・ゴジラ』
【外国作品賞】 ◎『ハドソン川の奇跡』

作品賞・監督賞は『怒り』だと思っていたところを敢えて『シン・ゴジラ』にして正解だったけれど、アニメーション作品賞・助演男優賞は、普通に予想したら当たったところでした。
なので、少し後悔が残りますが、まあ結局冒険してもしなくても、当たる数は同じだったような気がします。

第89回アカデミー賞、受賞者決まりました。

ボクの予想、◎本命 ○対抗 ▲大穴です。
24部門中◎16部門的中(66.7%), ○3部門, ▲4部門, ノーマーク1部門でした。
去年が17部門的中、おととしが10部門的中、その前が16部門、さらにその前が9部門ということでなかなかの成績で満足しています。

今年は、作品賞を発表後、間違いだったことが発覚。
予想していたのが、希望を含めて『ムーンライト』と冒険をしたので、そこが的中して超うれしかったです。
しかし、一旦壇上に上がった『ラ・ラ・ランド』のスタッフ・キャストがかわいそうになりました。
歴史に残る珍事件勃発ですね。

第89回アカデミー賞

【作品賞】 ◎『ムーンライト』
【監督賞】 ◎デイミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』
【主演男優賞】 ◎ケイシー・アフレック『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
【主演女優賞】 ▲エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』
【助演男優賞】 ◎マハーシャラ・アリ『ムーンライト』
【助演女優賞】 ◎ヴィオラ・デイヴィス『Fences』
【長編アニメ賞】 ◎『ズートピア』
【外国語映画賞】 ○『セールスマン』(イラン・フランス)
【オリジナル脚本賞】 ▲ケネス・ロナーガン『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
【脚色賞】 ◎バリー・ジェンキンズ, タレル・アルビン・マクレイニー『ムーンライト』
【美術賞】 ◎デヴィッド・ワスコ, サンディー・レイノルズ・ワスコ『ラ・ラ・ランド』
【撮影賞】 ◎リヌス・サンドグレン『ラ・ラ・ランド』
【衣装デザイン賞】  コリーン・アトウッド『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
【編集賞】 ▲ジョン・ギルバート『ハクソー・リッジ』
【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】 ○アレッサンドロ・ベルトラッツィ, ジェルジオ・グレギリーニ, クリストファー・ネルソン『スーサイド・スクワッド』
【作曲賞】 ◎ジャスティン・ハーウィッツ, ベンジ・パセク, ジャスティン・ポール『ラ・ラ・ランド』
【オリジナル歌曲賞】 ◎ジャスティン・ハーウィッツ, ベンジ・パセク, ジャスティン・ポール『ラ・ラ・ランド』
【音響賞(録音賞)】 ◎ケヴィン・オコネル, アンディ・ライト, ロバート・マッケンジー, ピーター・グレイス『ハクソー・リッジ』
【音響編集賞】 ▲シルビアン・ベルメイヤー『メッセージ』
【視覚効果賞】 ◎ロバート・レガート, アンドリュー・R・ジョーンズ, アダム・ヴァルデス, ダン・レモン『ジャングル・ブック』
【ドキュメンタリー賞】 ◎『O.J.: メイド・イン・アメリカ』
【短編ドキュメンタリー賞】 ◎『ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-』
【実写短編賞】 ◎『合唱』
【アニメーション短編賞】 ○『ひな鳥の冒険』

LGBT映画が作品賞を獲ったのは初めての快挙です。
しかも、黒人のゲイが主人公です。
去年、俳優陣で黒人ノミネートがセロだったことが話題になりましたが、はじめの方の発表で予想していたとはいえ助演が男女とも黒人だったので、これでデンゼル・ワシントンが獲ったらすごいことになるな、と一瞬思いました。
『ムーンライト』が作品賞をとったことも含め、人種差別・性差別に関心のないトランプ大統領に対する抗議だという見方もありますよね。
あまり政治的なことを持ち込みたくないですが、そうなのかもな~と思ったりしました。

お久しぶりです。

いやあ、毎年恒例なんで予想しましたが、前回の投稿が去年の予想というのはちょっとサボりすぎですね(汗)。

まあ、でも、今年も、お付き合いくださいませ。

興味のない方はスルーしてくださいね。◎は本命、○が対抗、▲大穴です。

第89回アカデミー賞

【作品賞】 ◎『ムーンライト』 ○『ラ・ラ・ランド』 ▲『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
本当は、間違いなく『ラ・ラ・ランド』が獲るんじゃないかと思っているけど、希望を込めて『ムーンライト』に。でも、しばらくミュージカル獲ってないし、『ラ・ラ・ランド』だろうな~。この3作品の他に『メッセージ』の可能性もありだと思います。

【監督賞】 ◎デイミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』 ○バリー・ジェンキンズ『ムーンライト』 ▲ケネス・ロナーガン『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
監督賞は『セッション』で評価の上がったデイミアン・チャゼルに。作品賞が『ムーンライト』に行けばバリー・ジェンキンズだろうと思います。

【主演男優賞】 ◎ケイシー・アフレック『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 ○ライアン・ゴズリング『ラ・ラ・ランド』 ▲デンゼル・ワシントン『Fences』
こちらは、圧倒的にケイシー・アフレックが強い。でも、そうでなければ、あとは誰がとってもおかしくない。去年、圧倒的に黒人が無視されたので、デンゼル・ワシントンの可能性も。

【主演女優賞】 ◎ナタリー・ポートマン『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 ○イザベル・ユペール『Elle』 ▲エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』
イザベル・ユペールが強いです。でも、同じくらいナタリー・ポートマンも強い。外国人に評価が厳しいことを考慮して、ナタリー・ポートマンにしてみました。

【助演男優賞】 ◎マハーシャラ・アリ『ムーンライト』 ○ジェフ・ブリッジス『最後の追跡』 ▲ルーカス・ヘッジズ『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
助演男優賞はもっとも混戦が予想されます。でも頭ひとつマハーシャラ・アリが抜き出ていると思います。また今年も黒人に評価が厳しければ、他は誰が獲ってもおかしくない感じがします。

【助演女優賞】 ◎ヴィオラ・デイヴィス『Fences』 ○ミシェル・ウィリアムズ『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 ▲ナオミ・ハリス『ムーンライト』
こちらも、助演男優賞と同じ感じです。メリル・ストリープはありえないと思います。

【長編アニメ賞】 ◎『ズートピア』 ○『Kubo and the Two Strings』 ▲『モアナと伝説の海』
アニメも混戦。無難な予想にしました。

【外国語映画賞】 ◎『ありがとう、トニ・エルドマン』(ドイツ・オーストリア) ○『セールスマン』(イラン・フランス) ▲『幸せなひとりぼっち』(スウェーデン・ノルウェー)
こちらは、『ありがとう、トニ・エルドマン』と『セールスマン』の一騎打ちだと思います。

【オリジナル脚本賞】 ◎テイラー・シェリダン『最後の追跡』 ○デイミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』 ▲ケネス・ロナーガン『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

【脚色賞】 ◎バリー・ジェンキンズ他『ムーンライト』 ○エリック・ハイセラー『メッセージ』 ▲ルーク・デイヴィス『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』

【美術賞】 ◎デヴィッド・ワスコ他『ラ・ラ・ランド』 ○スチュアート・クレイグ他『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 ▲パトリス・バーメット他『メッセージ』

【撮影賞】 ◎リヌス・サンドグレン『ラ・ラ・ランド』 ○ジェームズ・ラクストン『ムーンライト』 ▲ブラッドフォード・ヤング『メッセージ』

【衣装デザイン賞】 ◎マデリーン・フォンテーヌ『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 ○メアリー・ゾフレス『ラ・ラ・ランド』 ▲コンソラータ・ボイル『マダムフローレンス! 夢見るふたり』

【編集賞】 ◎トム・クロス『ラ・ラ・ランド』 ○ナット・サンダーズ他『ムーンライト』 ▲ジョン・ギルバート『Hacksaw Ridge』

【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】 ◎ジョエル・ハーロウ他『スター・トレック BEYOND』 ○アレッサンドロ・ベルトラッツィ『スーサイド・スクワッド』 ▲ラヴ・ラーソン他『幸せなひとりぼっち』

【作曲賞】 ◎ジャスティン・ハーウィッツ他『ラ・ラ・ランド』 ○ミカチュー(ミカ・レヴィ)『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 ▲ニコラス・ブリテル『ムーンライト』

【オリジナル歌曲賞】 ◎ジャスティン・ハーウィッツ他“City of Stars”『ラ・ラ・ランド』 ○リン・マヌエル・ミランダ“How far I’ll Go”『モアナと伝説の海』 ▲ジャスティン・ティンバーレイク他“Can’t Stop the Feeling !”『Trolls』

【音響賞/録音賞】 ◎ケヴィン・オコネル他『Hacksaw Ridge』 ○アンディー・ネルソン他『ラ・ラ・ランド』 ▲クロード・ラ・アヤ他『メッセージ』

【音響編集賞】 ◎ロバート・マッケンジー他『Hacksaw Ridge』 ○アイ・リング・リー他『ラ・ラ・ランド』 ▲シルヴェイン・ベルメイヤー『メッセージ』

【視覚効果賞】 ◎ロバート・レガート他『ジャングル・ブック』 ○リチャード・ブラフ他『ドクター・ストレンジ』 ▲ジョン・ノール他『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

【ドキュメンタリー賞】 ◎『O.J.: Made in America』 ○『13th -憲法修正第13条-』 ▲『I Am Not Your Negro』
混戦。これもどれも強いです。レベルが高いです。

【ドキュメンタリー短編賞】 ◎『ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-』 ○『最期の祈り』 ▲『4.1 Miles

【実写短編賞】 ◎『合唱』 ○『タイムコード』 ▲『彼女とTGV』

【短編アニメ賞】 ◎『盲目のヴァイシャ』 ○『ひな鳥の冒険』 ▲『Pearl』

第40回日本アカデミー賞

 【最優秀作品賞】 ◎『シン・ゴジラ』 ○『怒り』 ▲『64-ロクヨン-』
いやあ、一見最多ノミネートの『怒り』が強そうだけど、1部門少ないだけの『シンゴジラ』が結構他の賞レースで作品賞を獲っているので、なんとなくここに来て勢いを感じるのであえて大胆予想にしました。『家族はつらいよ』以外は可能性あり。でも、『怒り』か『シンゴジラ』だと思います。

 【最優秀アニメーション作品賞】 ◎『君の名は。』 ○『この世界の片隅に』 ▲『映画『聲の形』』
通常なら作品賞『怒り』、アニメ『この世界の片隅に』にするところ。『君の名は。』はものすごいことになった興行収入と、来年アメリカのアカデミー賞のアニメ部門の対象になることから考えて『君の名は。』にしてみました。あと、監督賞に片渕須直がもれて新海誠がノミネートされたのも大きな要因です。う~ん、でも冷静に評価すると日本アカデミー賞の場合、『怒り』『この世界の片隅に』かな~。

 【最優秀監督賞】 ◎庵野秀明『シン・ゴジラ』 ○李相日『怒り』 ▲新海誠『君の名は。』
こちらは、作品賞が『シンゴジラ』なら庵野秀明に、『怒り』なら李相日になると思う。なので、『64-ロクヨン-』なら瀬々敬久だと思います。

 【最優秀脚本賞】 ◎中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』 ○李相日『怒り』 ▲久松真一, 瀬々敬久『64-ロクヨン-
こちらは圧倒的に中野量太の評価が高い。でも、全体に『怒り』の独壇場になれば李相日で。

 【最優秀主演男優賞】 ◎松山ケンイチ『聖の青春』 ○佐藤浩市『64-ロクヨン-』 ▲綾野剛『日本で一番悪い奴ら』
こちらは結構混戦。おととし、最有力だった綾野剛がノミネートされず、今年ノミネートされたのは今年の受賞に影響するかもしれないと思います。安藤サクラが去年受賞できたように。逆に『怒り』主演の渡辺謙がノミネートされなかったのが、この予想になっている原因のひとつ。おととしの綾野剛、去年の池松壮亮のように今年は『デストラクションベービーズ』の柳楽優弥がノミネートからはずれ、『葛城事件』の三浦友和も漏れたので、この顔ぶれだと俄然松山ケンイチが有力視されてきていると思います。

 【最優秀主演女優賞】 ◎宮沢りえ『湯を沸かすほどの熱い愛』 ○大竹しのぶ『後妻業の女』 ▲宮崎あおい『怒り』
こっちも混戦で、広瀬すず以外は全員可能性あり。宮沢りえと大竹しのぶの一騎打ちだと思うがふたりとも何度も受賞しているので、ここで気になるのが黒木華。でも、おととし去年と2年連続助演を獲っているので3年連続とまではいかなさそう。そうすると急にクローズアップされるのが宮崎あおい。『怒り』が総取りすれば可能性がなくもないところです。

 【最優秀助演男優賞】 ◎竹原ピストル『永い言い訳』 ○妻夫木聡『怒り』 ▲リリー・フランキー『SCHOOP!』
こちらも『怒り』の勢いが強ければ妻夫木聡になるかもしれないし、役柄からしても贔屓したくなるところです。でも意外と今年は賞が取れていないので竹原ピストルがいちばん強そう。ただ、松山ケンイチが主演を取ると、結構評価の高い東出昌大にも可能性が出てきそうな感じです。

 【最優秀助演女優賞】 ◎杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』 ○市川実日子『シン・ゴジラ』 ▲宮崎あおい『バースデーカード』
こちらは杉咲花に決まりそうですが、『シンゴジラ』ががんばれば市川実日子も結構あちこちで評価されているので可能性があると思う。票が割れると宮崎あおいの主演助演ダブル受賞が見えてくるけど、岡田准一や真木よう子のときのような勢いは感じず、結局どちらも逃すことになりそうな。逆に、『怒り』が総なめすると、主演は難しい広瀬すずが取る可能性もありそうな気がします。

 【最優秀音楽賞】 ◎コトリンゴ『この世界の片隅に』 ○鷺巣詩郎『シン・ゴジラ』 ▲RADWIMPS『君の名は。』

 【最優秀撮影賞】 ◎斉藤幸一『64-ロクヨン-』 ○笠松則通『怒り』 ▲山田康介『シン・ゴジラ』

 【最優秀照明賞】 ◎豊見山明長『64-ロクヨン-』 ○中村裕樹『怒り』 ▲川邉隆之『シン・ゴジラ』

 【最優秀美術賞】 ◎林田裕至, 佐久嶋依里『シン・ゴジラ』 ○新田隆之『殿、利息でござる!』 ▲都築雄二, 坂原文子『怒り』

 【最優秀録音賞】 ◎中村淳, 山田陽『シン・ゴジラ』 ○白取貢『怒り』 ▲高田伸也『64-ロクヨン-』

 【最優秀編集賞】 ◎庵野秀明, 佐藤敦紀『シン・ゴジラ』 ○今井剛『怒り』 ▲早野亮『64-ロクヨン-』
『怒り』『シンゴジラ』の勢いがあれば、スタッフは全部同じ作品になる可能性あり。

 【外国作品賞】 ◎『ハドソン川の奇跡』 ○『オデッセイ』 ▲『ズートピア』
アメリカではさほど評価の高くなかった『ハドソン川の奇跡』が日本の映画賞の外国語映画賞をめちゃくちゃ獲っています。ということで、ここは迷いなく。

アカデミー賞の発表は2月27日(日本時間の27日)、日本アカデミー賞の発表は3月3日です。お楽しみに。

遅くなりました。

アカデミー賞の結果です。

◎は本命、○が対抗、▲大穴です。

第88回アカデミー賞

【作品賞】 ◎『スポットライト 世紀のスクープ』

【監督賞】 ▲アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ『レヴェナント:蘇えりし者』

【主演男優賞】 ◎レオナルド・ディカプリオ『レヴェナント:蘇えりし者』

 【主演女優賞】 ◎ブリー・ラーソン『ルーム』

 【助演男優賞】 ◎マーク・ライランス『ブリッジ・オブ・スパイ』

 【助演女優賞】 ◎アリシア・ヴィキャンデル『リリーのすべて』

 【長編アニメ賞】 ○『インサイド・ヘッド』

 【外国語映画賞】 ◎『サウルの息子』(ハンガリー)

 【オリジナル脚本賞】 ◎トム・マッカーシー他『スポットライト 世紀のスクープ』

 【脚色賞】 ▲チャールズ・ランドルフ他『マネー・ショート 華麗なる大逆転』

 【美術賞】 ◎コリン・ギブソン『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

 【撮影賞】 ▲エマニュエル・ルベツキ『レヴェナント:蘇えりし者』

 【衣装デザイン賞】 ◎『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

 【編集賞】 ◎マーガレット・シクセル『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

 【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】 ◎『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

 【作曲賞】 ◎エンニオ・モリコーネ『ヘイトフル・エイト』

 【オリジナル歌曲賞】 ◎Writing’s on the Wall『007/スペクター』

 【音響賞/録音賞】 ◎『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

 【音響編集賞】 ◎『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

 【視覚効果賞】  『エクス・マキナ』

 【ドキュメンタリー賞】 ◎『Amy』

 【ドキュメンタリー短編賞】  『A Girl in the River : The Prince of Forgiveness

 【実写短編賞】 ▲『Stutterer』

 【短編アニメ賞】 ◎『Bear Story (Historia De Un Oso)』

第39回日本アカデミー賞

 【最優秀作品賞】 ◎『海街diary』

 【最優秀アニメーション作品賞】 ○『バケモノの子』

 【最優秀監督賞】 ◎是枝裕和『海街diary』

 【最優秀脚本賞】 ▲足立紳『百円の恋

 【最優秀主演男優賞】 ◎二宮和也『母と暮せば』

 【最優秀主演女優賞】 ◎安藤サクラ『百円の恋』

 【最優秀助演男優賞】 ◎本木雅弘『日本のいちばん長い日』

 【最優秀助演女優賞】 ○黒木華『母と暮せば』

 【最優秀音楽賞】 ○サカナクション『バクマン。』

 【最優秀撮影賞】 ◎瀧本幹也『海街diary』

 【最優秀照明賞】 ◎藤井稔恭『海街diary』

 【最優秀美術賞】  花谷秀文『海難1890』

 【最優秀録音賞】  松陰信彦『海難1890』

 【最優秀編集賞】  大関泰幸『バクマン。』

 【外国作品賞】 ◎『アメリカン・スナイパー』

米アカデミー賞は、去年の失敗に較べいい成績を収めることができました。とくに俳優陣はよく当たったと思います。敢えて言うと、監督賞はちょっと意外で予想できませんでしたね。

日本アカデミー賞も、よく当たったと思います。スタッフの方は少しノーマークが多かったですが。

ちょっと嬉しいです。

また、来年も懲りずに頑張ります。

お久しぶりです。
遅くなりましたが、結果発表です。

◎は本命、○が対抗、▲大穴です。

第87回アカデミー賞

【作品賞】  『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡

【監督賞】  アレハンドロ・イリニャトゥ

【主演男優賞】 ○エディ・レッドメイン『博士と彼女のセオリー』

【主演女優賞】 ◎ジュリアン・ムーア『アリスのままで』

【助演男優賞】 ◎J・K・シモンズ『セッション』

【助演女優賞】 ◎パトリシア・アークエット『6才のボクが、大人になるまで。』

【長編アニメ賞】 ▲『ベイマックス』

【外国語映画賞】 ◎『イーダ』(ポーランド)

【オリジナル脚本賞】 ○アレハンドロ・ロドリゲス・イニャリトゥ『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

【脚色賞】  グレアム・ムーア『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』

【美術賞】 ◎アダム・ストック・ハウゼン『グランド・ブタペスト・ホテル』

【撮影賞】 ◎エマニュエル・ルベツキ『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

【衣装デザイン賞】 ◎ミレーナ・カノレロ『グランド・ブタペスト・ホテル』

【編集賞】 ▲トム・クロス『セッション』

【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】 ◎『グランド・ブタペスト・ホテル』

【作曲賞】 ▲アレクサンドル・デプラ『グランド・ブタペスト・ホテル』

【オリジナル歌曲賞】 ◎Glory『セルマ』

【音響賞/録音賞】  『セッション』

【音響編集賞】 ○『アメリカン・スナイパー』

【視覚効果賞】 ▲『インターステラー』

【ドキュメンタリー賞】 ◎『シティズンフォア』

【ドキュメンタリー短編賞】 ○『クライシス・ホットライン:Veterans Press 1』

【実写短編賞】 ○『ザ・フォン・コール』

【短編アニメ賞】 ▲『愛犬とごちそう』

第38回日本アカデミー賞

 【最優秀作品賞】 ◎『永遠の0』

 【最優秀アニメーション作品賞】 ◎『STAND BY ME ドラえもん』

 【最優秀監督賞】 ◎山崎貴『永遠の0』

 【最優秀脚本賞】  土橋章宏『超高速!参勤交代

 【最優秀主演男優賞】 ◎岡田准一『永遠の0』

 【最優秀主演女優賞】 ○宮沢りえ『紙の月』

 【最優秀助演男優賞】 ◎岡田准一『蜩ノ記』

 【最優秀助演女優賞】 ○黒木華『小さいおうち』

 【最優秀音楽賞】 ◎周防義和『舞妓はレディ』

 【最優秀撮影賞】 ○柴崎幸三『永遠の0』

 【最優秀照明賞】 ◎上田なりゆき『永遠の0』

 【最優秀美術賞】 ◎上條安里『永遠の0』

 【最優秀録音賞】 ◎藤本賢一『永遠の0』

 【最優秀編集賞】 ◎宮島竜治『永遠の0』

 【外国作品賞】 ○『アナと雪の女王』

米アカデミー賞は、作品賞と監督賞でノーマークだったことが言い訳できず。俳優陣はいい成績だったと思います。

日本アカデミー賞は、脚本を除き、本命か対抗で当たったのでそこそこほっとしてます。なかでも岡田准一のダブル受賞はよく当てたと思うかな。

全体に今年は低調だった気がします。また頑張ります。